藤田織物株式会社

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藤田織物の世界

一つ一つを丁寧に、世界に一つしかない帯を。

代表取締役 藤田 泰男

四季を感じることができる日本の風土が、着物という文化を作ってきました。
着物の奥深さが個性を引き出し、着る人をより魅力的にし、そしてたくさんの人を魅了してきたのだと思います。私たち藤田織物は、この美しい日本の伝統文化を守り、そして未来へ発展させていくための帯作りを行っています。
藤田織物の帯は、立体形状という、他の帯では見ることができない大きな魅力を持っています。それは、光に当たることによる柄や濃淡の変化、まるで帯が意識をもっているかのようにさまざまな表情を見せる帯です。
藤田織物では、手作業で一つ一つ、熟練の織人が帯を織っています。伝統の技がなければ、藤田織物の立体形状の帯は完成しません。
織人が帯を織り、人が着る。そこで初めて着物という世界が完成します。この美しい文化を皆様と守り続けたいという想いで、気持ちを込めて帯作りに日々、努めております。


藤田織物の魅力

藤田織物だけができる、立体的な織の技。

立体的な帯は陰影が出来るため、光の当たり方により、様々な表情に変化していきます。
照射角により影の長さ、動作により濃淡が現われるなど、帯自身が意思を持っているように、柄が柄を作ります。
帯は着ている人には見えないものであり、他の人に見られるもの。人の目を楽しませることにより、自分自身を引き立たせるものであると考えています。


立体形状の基本は、“点・線・面”にあり、藤田織物の帯は、すべてこの組み合わせから生みだされています。


今尚、手織りにこだわる伝統の技術。

和装業界の未来のためにすべきこと。それは私たちが持っている伝統技術を後世に伝え、和の文化を完成させることです。
革新的なクリエイティブを伝統技術で創造する、これが私たち藤田織物が大切にしていることです。
単に“帯を売る”だけにとどまらず、日本の良き文化を守る、そして伝統技術を伝える。これが私たちの使命だと考えています。


四季のうつろいを感じる深い趣。

自然と調和したり、自然の中の恵みを背景に柄を創造したり、自然の法則による柄の見せ方、光の反射、陰影など、今までにない描写の方法によって現代感覚、未来志向の織物に取り組んでいます。
静の部分は表現しやすいものですが、動の部分を織物に表現できたら、もっとおもしろい織物ができると考え、それら動きの中で、季節の移ろいを感じる帯の表現に取り組んでいます。