藤田織物株式会社

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匠の技

手作りの伝統と新しい時代の感性を追求。

西陣の手織りが年々少なくなってゆく昨今、藤田織物は今尚、手織りにこだわり、伝統の技術を守り続けています。

西陣織の歴史の中で、手織り一筋に技術を保存・継承していくため、手織りにこだわり続けています。単に手で織っているというのではなく、手織りで織る意義を考えながら、帯つくりをしています。
忘れられていく、失われていく手作りの「技」というものを後世に伝えようとしています。新しい時代の感性、思考、表現方法とひと味違う、織物の世界を藤田織物はつくっています。

藤田織物の帯が生まれるまで。

1.意匠デザイン

通常、帯の製作には設計図があり、そしてその設計図を元に織られていきます。
しかし藤田織物には設計図というものはありません。始めにイメージを決め、革新的なアイデア、そして熟練した織人の感性によって、帯を製作します。 設計図がないため、思った以上の帯が生まれることもあります。このような不安と期待がまた新たな帯を作り出します。


2.製織

帯は織人の手により、一つずつ丁寧に織られていきます。
人間の手によって織られるため、時間はかかります。しかし人だからこそできる、複雑で繊細な立体形状の帯が出来上がります。
その時々の季節感、時代の感性を融合して作られるため、一つとして同じデザインの帯はありません。


3.仕上げ

職人が数ヶ月の時間をかけて、世界に一つしかない帯が完成します。


匠のご紹介

米津 茂

織経験 66年 (平成26年2月現在)
フラッグシップ「スクリューウェイブ」「DNA系」「鎧」等、構造形の帯を織るのを得意としています。
伝統工芸士の実技検査の折、試験官から逆に“この帯、どないしておるのですか?”と質問されたという逸話が残っています。


箕浦 修一

織経験 47年(平成26年2月現在)
「モザイク」「煌」「マンハッタン」等、繊細な帯を織るのを得意としています。


藤田織物の織人さん

小倉 幸子、三田 貴子、浅山 重雄、多喜 君江、木部 弘文、木部 好子、木部 一美、勝山 ツネ、岡本 美代子、都木 シズ子